【不動産投資】かぼちゃの馬車に思う不動産投資の現状
スルガ銀行が袋叩きにあっています。
スルガは個人が破綻する可能性を十分把握しながら融資したはず、
それが分かっていなかったとすれば金貸しとして失格です。
この事件は、 サラリーマンの不動産購入のための与信が
業者と銀行の食い物にされた事件です。
相手にとってマジメでコツコツ働いてきた世間知らずのサラリーマンは
まさに『カモネギ』だったのです。
この事件により金融機関の融資姿勢は一様に厳しくなっています。
物件が買えない状況が続くと何が起こるのでしょうか?
【物件価格】
下がる=利回りが上がると思います。
買えない=融資が付かないのだから値下げするしかありません。
昨年まで物件価格の高騰が続き『売り』の時期でしたが
今後は『買い』の時期になるはずです。
【融資姿勢】
銀行はもうお金を貸さないのでしょうか?答えはNoです。
銀行はお金を貸して金利を得る商売です。
貸さなくても従業員の給与、設備費など日々お金が出て行きます。
貸さなければ原資の保存すら危ういのです。
今は全体的に緊縮ムードですが、徐々に是々非々になると思います。
まっとうな事業に融資が付くようになるのは良いことです。
この件で個人の責任が冤罪されることはありません。
投資において自分と自分以外の他者が利益相反することは自明の理です。
その仕組を把握し調整して初めて投資が成立します。
完全な不労所得などありえません。