【書評】朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論 (朝日新書)
今私が一番新刊を楽しみしている作家、橘玲さんの新書です。
タイトルから左翼批判?と感じましたが
数ページ読むと現代の政治的ポジションを主題にしたものと分かりました。
私も若かりし頃に小林よしのりさんの漫画を多数読み
現代史を学ぶと共に『右翼的』な思考になりました。
ゴーマニズム宣言SPECIAL 天皇論 平成29年: 増補改訂版
- 作者: 小林よしのり
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/02/27
- メディア: 単行本
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しかしそれは一過性のもので、大学・社会人生活の中で
目の前のことにかまけているうちに熱が冷めてしまいました。
橘さんの本を読んで改めて分かったのですが、
今は『右』か『左』かだけでは語れない時代になっているのですね。
橘さんの全体を冷静に俯瞰する観察眼にはいつも感心させられます。
ところで社会人になってよく感じるのですが『論破』というのは
物事を進める上で非常に危険な行為です。
相手を言葉で殴り倒す快感は、相手の恨みを同時に生み出します。
両翼それぞれに主張があって決して交わることがないことは
論争するのでなく諦めて前に進む方が賢明な時もあるのでは?
と、国会のニュースを見るたびに残念に思います。