【書評】「何のため」を常に見失わないこと
現代にも通ずる大和魂の負の側面をこれでもかと見せつけられる本です。
不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書)
- 作者: 鴻上尚史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/11/15
- メディア: 新書
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目的は敵を倒すことだったはずなのに、なぜが玉砕そのものが目的化していく。
状況が悪化すればするほど冷静に考えれば分かることが分からなくなる。
私も社会人として10年以上になりますが、このような光景を度々目にしてきました。
お客様のためと称したルールを作り、そのルールを守ることに躍起なり
ついにはお客様が視界から消えてしまう。。。
経済戦争における会社は軍隊そのもの、
イカれた上官に付くだけで犬死にしかねません。
そのような中で自分を守れるのは自分だけ。
上官に自分の思考を預けないこと、ヤバくなったら自分だけ逃げること。
常に「何のために」という視点を常に忘れないようにしたいです。