【書評】ハッピーエンドは欲しくない
最近Kindleのノンフィクションを漁り出したのですが、
久々に一気に読み進めているのがこの本です。
バイト、スーパーSE、ドラッグ、ホームレス、バックパッカーと
変化の振れ幅がとんでもなく大きいです。
凡人が真似するときっとマイナスの方向で野垂れ死んでるか塀の中に落ちてる。
プラスの方向にはとても追いつける気がしない秀才ぶり。
そのプラスの方向の成功をいとも簡単に手放す執着心のなさは
非凡な才能と表裏一体であることを感じさせてくれます。
この本にも読書家の一面として語られていますが、
読書はとても真似できないことを疑似体験させてくれるものだと
改めて実感させてくれる本です。
【8/13】追記
途中の旅行記が他の章に比べてつまらなく終章に飛んで終わり。
人は常に優越したい生き物という本質が世界を動かしていると考えると
世の中の出来事の大半が理解できるとの記述が印象的でした。
それと増田の意味がようやく分かりました。
読後感はあまりスッキリしない消化不良な感じです。タイトル通り?